父性の欠如 |
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「子供は通常、思春期にかけての成長過程で、現実とぶつかり合いながら、徐々に自己愛、万能感を捨てていく。
世の中には不可能なこともあり、時にはそれを受け入れなければならない、という感覚を身に付けていくのだ。
ところが、幼児期の心を引きずったまま大きくなる子供が増えている...
社会全体の父性の欠如が、自己愛の肥大化を招いている、と著者は説く。
社会規範を子供に教え、幼児期の自己中心感覚を断念させる役割を担う父親、学校、地域の存在は、確かに希薄になった。
少子化、過度の母子密着、仮想世界で自己満足に浸れるインターネットなどが、自己愛、万能感をさらに膨らませる。」
さらにその自己愛の高い学生が職を得て、社会に出る。
上司は彼らに気をもみ注意を怠る。肥大化は更に顕著になっていくという悪の図式が。
投稿者 qzb4ac | 返信 (1) | トラックバック (0)